講演会概要
- 日時 : 2008年6月12日(木)
- 15:30 開演
- 16:00~ 麻生先生ご講演
- 17:10~ 講演会終了
- 18:00~ 若手国会議員との懇親会
- 19:30~ 自民党本部見学会
- 場所 :自民党本部
- 講演会会場:901会議室
- 懇親会会場:701会議室
- 参加者:約160名
昨年度、一昨年度行いました当会主催新歓イベントに引き続き、本年度は麻生太郎前幹事長(当時)をお招きした講演会を開催致しました。1ヶ月以上前から河野愛一朗会長、細野晃弘企画幹事を中心として党本部職員の方々や麻生太郎事務所とたびたび調整して参りました。
井上信治青年局長(衆院)、武田良太学生部長(衆院)、義家弘介学生副部長(参院)からのご挨拶を頂いた後、麻生太郎前幹事長の講演会が始まりました。この日は、内閣信任決議案の採決が急遽行われるというご多忙な政務の中、濃い内容のお話(内容は以下に掲載)で会場は沸き、質疑応答も盛んに行われました。講演終了後には、麻生先生・井上先生と参加者による記念撮影を行いました。
その後、青年局所属の若手国会議員との懇親会を開催。御多忙な政務の中、青年局役員の先生方にお越し頂き、自己紹介、叱咤激励等を始め、各先生方から様々なお言葉を頂くことが出来ました。この先生方との懇親会では、参加者から「国会議員の先生と直接話すことができて、政治へのイメージが変わった」などのコメントを頂きました。
最後に、自由民主党本部の見学会を実施し、総裁室、報道各社の拠点となっている平河クラブ、総裁応接室を見学し、各場所にて自民党本部職員の方々から説明をして頂きました。総裁室では、記念撮影も行い(当日の写真)、本見学会においても、滅多に入ることの出来ない場所への見学に、参加者からは好評の声を多数頂くことが出来ました。
麻生太郎衆議院議員井上信治青年局長
義家弘介学生副部長武田良太学生部長
麻生衆議院議員の講演内容
テーマ:政治とは何か
政治、国体は今までに四回変わった。
1:聖徳太子の時代:
・「日出ずる国の天子、日沈む国~」と中国に朝貢をすることによる、独立の維持をとるものではなかった。日本は日本として独立を果たすものと主張した。天皇中心の国体であった。
・ 仏像の作成:中国や世界に対して日本の存在を示すものであった。
2:鎌倉時代、源頼朝:
・皇室—権威を、武家—権力を表し、また保持した。
3:幕末~明治時代:
・列強にのまれることを免れるために、富国強兵:ペリー来航後、岩倉使節団に始まり、列強に侵略されまいと富国強兵を行う。これが、日本人のアイデンティティーにつながる。
4:第二次世界大戦からアメリカ占領期:
・日本:民主主義を取り入れた。
・天皇—象徴であり、議会制民主主義は権力であるとした。
・ 戦後:日本は自由主義経済を選択。
今、五回目の国体の変化のときを迎えている。
5:
前提条件の変化
・1990年以降の変化:米ソの冷戦崩壊を受けての変化。
・日本:工業化社会→情報化社会へと変化。(2001年時点でのITの遅れを回復。)
・デフレ経験
・少子高齢化
年金などにおいて、人口の変化など「もたない」ところを調整するのが政治である。
↓
<日本の政治は暗いのか>
→ そんなことはない!
・(BBC;イギリス放送)によるアンケート:「世界で最も貢献している国はどこか?」
→ 日本が一番である。
これは日本がお金を出しているからだけではない。日本が何か違うもので貢献しているからである。
例)自由民主党が議員立法で作った「青年海外協力隊」がある。現地に入り、事実として活躍している人がいる。また各国からの感謝の意も多々ある。
<政治とは>
いい日本人を、世界で活躍できる場を、努力を効率良いものに作れるのが政治である。
運用は役人だが、立法は政治であり、国会だ。だから、選挙においては、「国の役に立つ」ことを基準に選んで欲しい。
<皆さん(学生)に期待すること>
・エリートではなく、リーダーを望む。
リーダーは国の政治を司ることだ。自分が先頭に立つこと、責任をとることは努力がいる。
・リーダーシップに求められるもの。
頼りになる人、努力ができる人、気概のある人、失敗した人をかばうことができる人などである。
・「今、何をしたいのか」
「今、自分が何をしたいのか」を考えること。何をするために、など進路を考える。
*講演内容は以上です。その後は質疑応答に入りました。
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